こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木 大四郎)4話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
国民ボタン【4話あらすじ】
国民投票の結果はまさかの同数。
どちらのボタンを押すかは佐藤の判断に委ねられました。
≫≫『国民ボタン』の他の話のネタバレはこちらから
国民ボタン【4話のネタバレと感想】
ついにボタンを押す期日が明日へと迫った日、念願の家族との面談が叶います。
ご両親ともに元気な様子、よかった……。
弟も怪我を心配していましたが、無事なようです。
佐藤と弟は10歳以上も歳が離れているので、あまり仲良くはないようです。
いつまで経っても弟からは反抗期が抜けないようです。
でも弟は佐藤のことを信じていました。
明日の決断を外すことはないと……。
それは逃げたいと思う佐藤を思い留めた、一言でした。
そして運命の日、当日がやってきました。
大きなスタジアムでセレモニーが行われるようです。
もちろん全国に生中継もしています。
佐藤は昨日、眠ることができなかったようです。
ある意味、当たり前ですよね。
自分の指一つで日本国民の運命が決まってしまうんですから……。
政府の女、名前は梅鉢というようです。
彼女にも一か月の礼を述べる佐藤。
こんな時になってまで、なんて律儀な……。
記念写真を撮ろうとしますが、彼女に拒否されます。
写真は苦手らしいですが、生き残ったら撮りましょうと言う言葉に背中を押された佐藤。
ついにステージ上へと向かいます。
自分を取り囲む圧倒的な人数に思わず怯む佐藤。
人々は口々に好き勝手に感想を言ったり、スマホで写真を撮ったりしています。
ある客席では悪魔教の女が刃物を振り回して、周りはパニックになっています。
そんな中、佐藤はなんとか落ち着こうとしています。
佐藤、頑張って……!!
半分の確率で何も起こらないんだから!
しかし佐藤はここにきて怖気づいてしまいます。
ゆっくりボタンから離れ、無理……と呟きます。
逃げようとした佐藤をみんなが罵ります。
こんなの、私だったら耐えられない……!
そこに弟の声が届きます。
約束したことを佐藤は思い出したのでした。
そして国民の声も佐藤を応援するものへと変わります。
応援する声に押されて、ボタンを押した佐藤。
果たして結果は……。
日本国民は生き残ることができたのでしょうか?
コメント