こちらの記事ではモンスターコミックス『ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される』（仲倉千景）4話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される【4話のあらすじ】
美しく生まれ変わったマリー。
婚約も無事に成立しました。
しかしマリーの口から飛び出したのは、拒絶の言葉でした。
ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される【4話のネタバレと感想】
伯爵はひとり、美しく変身したマリーの姿を思い返します。
マリーのコンプレックスだった赤毛すら、朱色の美しい髪であり、特に星のような美しい瞳に惹かれている様子。
しかし、そこで現実に引き戻されてしまいます。
そうです、マリーは伯爵との婚約をはっきりと無理と断ったのでした。
そもそもの勘違いは伯爵が姉妹を間違えてプロポーズしていたことでした。
確かにパーティーの主役が庭の片隅に座り込んでいるなんて、思いませんもんね。
きれいなドレスを着てパーティーの中心にいたアナスタシアを、パーティーの主役であるマリーと思い込んでも仕方ないかもしれません。
ことの発端は一通の招待状でした。
困窮ぶりで知られている男爵はマリーの誕生パーティーの招待状は、多くのお金持ちや貴族に送られていました。
そもそもモテるのに女性には興味がない様子の伯爵、イプサンドロスを野蛮を思う女性が多いからかもしれません。
イプサンドロスの血に誇りを持っている伯爵には許しがたいことでした。
伯爵の父には二人の妻がいました。
正室の正当な貴族出身のローラと、イプサンドロスの旅芸人で見染められたリュー・リューのふたりです。
ローラ夫人はリュー・リューにはきつくあたっていたようです。
でも幼い伯爵に対しては異なり、時にはお菓子を与えたり優しい一面も見せていました。
しかし伯爵の父が、公爵家はリュー・リューの息子である公爵に家督を相続させるといったことから事態は急展開を迎えます。
母に向けられていた憎しみの目が、幼い伯爵にも向けられるようになりました。
そしてローラは自害したのです。
ローラは幼い伯爵の毒殺も画策していたようです。
そして正室となったリュー・リューは伯爵を連れて公爵家を出たのでした。
最低限の関わりしか持たなくなった父かた離れ、伯爵は自力で今の地位を手に入れます。
そして縁談を断り続けていたのでした。
幼いことにこんな壮絶な事件があったなんて……。
策略に対してすっかり臆病になってしまった伯爵が出会ったのがマリーでした。
民族衣装だけで、イプサンドロスのことを言い当てた聡明なマリー。
イプス語も話せて、王都民も知らないイプサンドロスについて楽しそうに語るマリー。
無邪気なマリーに伯爵はきっと一目惚れをしたのでしょう。
ある程度の貴族と適当に結婚して、子孫を残せてばいいと思っていた伯爵の打算がいとも簡単に吹っ飛びました。
伯爵はマリーに恋をしたのです。
マリーをアナスタシアを勘違いした伯爵は、すぐにアナスタシアに向けて求婚の手紙を書きます。
しかしアナスタシアに会うことは叶いませんでした。
マリーに振られてしまったのかと落ち込む伯爵。
ミオ曰く、マリーは伯爵に嫌われたと思い込んでいるとのこと。
彼女に伯爵の好意が伝わらなれば意味がないですよね。
マリーへ思いを伝えるために、伯爵は立ち上がります。
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