こちらの記事ではモンスターコミックス『ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される』(仲倉千景)1話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される【1話のあらすじ】
男爵家の次女・マリー。
その生活は使用人同然でした。
しかし「ある出来事」をきっかけとして、生活が一変します……!
ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される【1話のネタバレと感想】
主人公はシャデラン男爵家の令嬢・マリー。
シャデラン男爵家には二人の娘がいました。
姉の社交的な性格で美しいアナスタシアと、長身で読書好きのマリーです。
マリーが家族からも使用人同然の扱いを受けていました。
おなじ姉妹なのにあまりにもひどい扱いです!
物語は姉のアナスタシアが婚約者の元へ向かう途中に事故死してしまったという、ショッキングな出来事から始まります。
そこで父である男爵が命じたのはあまりにも非情なことでした。
姉の代わりに嫁いで、傷付いた伯爵を慰めることでした。
と言うのも、男爵家は多額の借金を負っていました。
伯爵家からの援助を期待して、マリーを姉の代わりに嫁がせようとしたのです。
普段の扱いだけでも許しがたいのに、あまりにも惨い仕打ちです。
伯爵家にも無礼にあたる行為でもありますし。
そもそものきっかけは、マリーの18歳のバースデーパーティーでした。
新しいドレスで着飾った姉のアナスタシアとは対照的に、マリーは地味な灰色のワンピース。
今日の主役にも関わらずです!
そうやら男爵は借金をしてまで、姉の新しいドレスを買ったようでした。
マリーがかわいそう過ぎます……自分のバースデーパーティーなのに……。
当然のごとく、パーティーの主役はアナスタシア。
多くの招待客がアナスタシアと一言でも話そうと詰め掛けます。
あまりにも居心地の悪いマリーは庭へと逃げ出します。
池に映る自分の顔を見て、どうして自分は醜く生まれてきたのかと嘆きだします。
マリーだって十分にきれいな顔立ちをしているのに……。
パーティーの招待客が迷い込みます。
マリーがパーティー会場を教えると、マリーのことを使用人だと思いこんでいる招待客は礼を言って立ち去ろうとします
そこに声を掛けたのは、招待客の従者でした。
男爵家の使用人は老女しかいないこと、マリーが令嬢のどちらかひとりであることを見抜きます。
そこまで情報に通じているなんて、この従者はいったい何者なんでしょうか?
慌てて詫びる招待客でしたが、マリーは彼がイプサンドロス共和国の方ではないかと声を掛けます。
気が付いたきっかけは、彼の着ている衣装がイプサンドロスの伝統礼服であることでした。
流ちょうなイプサンドロス語で話しかけるマリー、イプサンドロスの技術や文化のすばらしさについて語ります。
異国人ということで、嫌われることも少なくなかった彼にとっては衝撃的な出来事のようでした。
不意に話過ぎたことに気が付いたマリーは慌ててその場を立ち去ります。
その一か月後、アナスタシアに宛てて1枚の求婚の手紙が届きます。
それはあのイプサンドロスの彼からの者でした。
驚きつつも、イプサンドロスの彼、グラナド伯爵の元へと嫁ぎます。
そして事故にあい、代わりにマリーが嫁ぐことになったのでした。
その一報を聞くなり、伯爵はマリーを追い返すように命じるのでした。
いったいマリーはどうなってしまうのでしょうか?
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