こちらの記事ではflowers『記憶の技法』(吉野朔実)1巻のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
記憶の技法【1巻1話のネタバレ有あらすじ・感想】
『記憶の技法』1話は主人公である華蓮と青い目をした男の子との出会いや、華蓮とその家族との関係が分かってきます。
記憶の技法【1巻1話のあらすじ】
華蓮は友達とファミレスにいる時、他のクラスの青い目をした男の子に会い、そこから二人は何かと接点を持つようになる。
そして学校に提出する戸籍を巡り、華蓮は意外な事実を知ることになる。
記憶の技法【1巻1話のネタバレ有りの感想】
華蓮は友達とファミレスで話している時、青い目をした他のクラスの男の子の証明写真が落ちているのを見つけます。
そして本人が隣にいる事も知らずその子の話で盛り上がっていますが、こうやって根も葉もない噂話は広がっていくんだなと感じました。
修学旅行のパスポート作成の為に、戸籍が分かるものを学校に提出しなければならない華蓮は、自分の戸籍妙本をみて違和感を覚えます。
そして実際に戸籍謄本をとり、図書館で偶然会った青い目の男の子の力を借りて調べ、自分が養子だという事実が分かってしまいます。
本当の家族だと思っていた両親と、血の繋がりが無いことが分かった時のショックは計り知れないですよね。
しかも両親から今まで何も聞かされてない分、両親へは聞きづらいですよね。
そして本当は居るはずだった、両親の本当の子供の事や、自分の本当の両親の事など謎は深まるばかりです。
記憶の技法【1巻2話のネタバレ有あらすじ・感想】
2話では真実を知るために、華蓮はある決心をします。
記憶の技法【1巻2話のあらすじ】
修学旅行の日にちが迫ってくる中、華蓮は本当の事を知るために、どうしても今やらなければならない事があった。
しかし誰にも気付かれない為にどうすれば良いかを考える華蓮は、ある秘策を思いつく。
記憶の技法【1巻2話のネタバレ有りの感想】
両親が本当の親ではないと分かった今、自分の実の親の事が知りたい、なぜ自分を手放さなければならなくなったのか訳が知りたいという気持ちになる事は当然ですよね。
しかし真実は知りたいけど、今の両親に知られてしまったら両親が可哀想と思う華蓮はとても優しい子だと思いました。
そして実際に福岡に行って事実を確かめようと決めた華蓮ですが、修学旅行に行けなくなった理由を友達に嘘をつかなければならない事、親には修学旅行に行くと嘘をつかなければならなく、大事な人たちに嘘をつくのは心苦しいですよね。
自分が決めた事とはいえ、高校生にしてそんな気持ちにならなければならない、華蓮がとても可哀想に思いました。
記憶の技法【1巻3話のネタバレ有あらすじ・感想】
3話は、昔住んでいた福岡へ、怜と向かうことになります。
記憶の技法【1巻3話のあらすじ】
事実を知る為に青い目の男の子、怜と福岡にやってきた華蓮。
そこで少しずつ謎が明らかになってくる。
記憶の技法【1巻3話のネタバレ有あらすじ・感想】
怜は華蓮の為に福岡行きの列車の予約をしてくれましたが、まさか隣の席に座っているとは思わずに驚きました。
しかし、しっかり者の怜も一緒に来てくれたら、とても心強いですよね。
無事に市役所で、前の家族の戸籍謄本を取得出来て良かったです。
しかし予想外でした。
戸籍に書かれていた両親と二人の弟とは永遠に会えないと思うととても悲しいですね。
そして両親の本当の子供である由の事も知ることができ、華蓮が養子に来た事は二つのとても悲しい事件が起こったが為である事が分かり、とても切なくなりました。
記憶の技法【1巻4話のあらすじ】
華蓮が昔住んでいた家の近所の人が、前の家族に起こった事を更に詳しく教えてくれ、また新たな事実が明らかになった。
そして華蓮は徐々に昔の記憶が甦ってくるのである。
記憶の技法【1巻4話のネタバレ有りの感想】
徐々に真相が明らかになってきましたね。
自分以外の家族が亡くなってしまっているのでさえ動揺してしまうのに、なくなった理由が…
また何とも言えないです。
そして以前から、華蓮が記憶を飛ばす事が出来る事や、記憶をなくしてしまう事、そして幼児期の記憶が全くない事に疑問を抱いていました。
しかし小さいながらもトラウマになるほどの出来事に遭遇してしまい、そのせいで記憶障害になってしまったとなると納得しました。
そして辛い事実が発覚したにもかかわらず、今の家族の為に本当に韓国へ行き、お土産を買ってこようとする華蓮の気持ちを考えると、とても辛いです。
記憶の技法【1巻5話のネタバレ有あらすじ・感想】
5話ではついに、華蓮の記憶が鮮明に甦ってきます。
記憶の技法【1巻5話のあらすじ】
華蓮は昔の記憶を思い出す中で、無意識に消し去っていた事件当時の辛い記憶を思い出していく。
記憶の技法【1巻5話のネタバレ有りの感想】
華蓮は事件当日、いつも遊んでもらっている近所のお兄ちゃんに会いに行きます。
お兄ちゃんも何だかんだ言いながら、華蓮と遊んでくれていて優しいですね。
お兄ちゃんに遊んでもらい家に帰ってきたら、悲劇が起こります。
もし近所のお兄ちゃんと遊んでいなかったら、大家さんから襲われている時に大家さんがつまずかなかったら、自分も家族と一緒に命が無かったかもしれない。
大家さんから逃げている最中に、もう少し時間帯が遅かったら由ではなく自分が事故にあっていたかもしれない…。
華蓮だけが助かりましたが、全ては運が良かったとしか思えません。
そんな華蓮ですが、命の恩人でもある近所のお兄ちゃんとの再開や、辛い記憶ばかりではない楽しい思い出が詰まった昔の家族とのアルバムをもらえて、本当に良かったです。
色々な経験をしてきた華蓮が、この先幸せに暮らして欲しいと思いました。
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