こちらの記事では偕成社『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』（Jyajya/廣嶋玲子）8巻のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』8巻に収録されている【ほしいイモ】、【おっかさん仮面】、【泣かんパイ】、【マスク・メロンパン】、【バイリンガール】、【スリスリリンゴ】のあらすじや感想を紹介させていただきます。
真夜中の銭天堂の工房に、黒い影がこそこそと何やら鍋に混ぜ込んでいる・・・その正体とは？
銭天堂の看板猫、墨丸が大活躍しますよ〜！
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ふしぎ駄菓子屋銭天堂【8巻あらすじ】
『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』8巻の６つのお話のあらすじをそれぞれ紹介していきます。
ほしいイモ
自分の欲をなかなか口に出せずにいつも後悔しているりこ。
ある日銭天堂に誘い込まれほしいイモを手に入れた。
自分の気持ちをしっかり言えるようになり良かったが、ほしいイモの効果はどんどんエスカレートしていって・・・
おっかさん仮面
一人暮らしの幸介は風邪をひき心細くてたまらなかった。
朦朧とする中、母の面影を求めておっかさん仮面を買った。
家事も掃除もいつの間にかこれがやってくれる！
でも説明書をしっかり読まなかった幸介は・・・
泣かんパイ
鉄志は喧嘩も強いし体も大きいけどすぐに泣いてしまうのが悩みだった。
涙を食い止めてくれるというパイを食べた鉄志はもう涙を流すことは無かった。
しかし何かがおかしい。
鉄志が食べたのは一体何のパイ・・・？
マスク・メロンパン
自分の息子・蘭丸を有名子役にする為にどんな表情も演じられるというメロンパンを買った綾子。
おかげであっという間に有名なった蘭丸だが表情が戻らなくなってしまった。
夫と息子から責められる綾子の前に銭天堂の紅子が現れて・・・
バイリンガール
了耶は同じ幼稚園に通うブラジル人のミーナちゃんが好き。
日本語が分からずに困っているミーナちゃんの為に買ったバイリンガールだったが、
仲良くなるうちに了耶に自己中な感情が芽生えて・・・
スリスリリンゴ
美咲は、良く当たるタロット占いができるりえの事が嫌いだった。
憎しみで震える美咲にたたりめ堂のよどみが囁いた。
なぜりえがあんなに当たる占いができるのかを・・
そしてたたりめ堂のスリスリリンゴを食べ復讐に燃え始めた美咲だが・・・
ふしぎ駄菓子屋銭天堂【8巻のネタバレと感想】
鳥かごから出てきたよどみさんによる復讐劇が始まりましたね。
8巻では今までの登場人物が再び出てきたり、話のその後が繋がるものが多かったです。
スリスリリンゴはタイトルでは「ごますり」の事かと思いきやなんと「スリ」！
よどみ感が出ていますね。
りえのタロット占いが急に当たるようになったのは実は銭天堂の巫女缶のおかげ。
美咲はりえの巫女缶をスリスリリンゴの力で奪ってしまいますが、なんと中には…！？
8巻は2巻を読んでから読むことをお勧めします！
ほしいイモの最後はバグったように「ほしい」が出てしまい
友達家族からも嫌がられるのは読んでいて辛かったですね。
紅子さんが気付いてくれて良かったです。
個人的にはマスク・メロンパンがなかなか後味の悪いお話でした。
綾子が買った銭天堂の商品にはあたりめ堂のよどみさんの悪意エキスが混ぜられていて、紅子さんはお詫びに2つの商品を持ってきますが・・綾子が本当に往生際が悪いですね。
母親の自分勝手な押し付けの犠牲になる蘭丸君がかわいそうでした。
鳥かごから出てきたばかりのよどみさんですが、何と今は氷漬けになって冷凍庫の中で眠っています。
懲りずに再び銭天堂に忍び込んだものの、自分が混ぜた悪意エキス入りの駄菓子を飲み込んでしまうという失態。
自業自得ですね。もはやよどみさんはドジっ子なんじゃないかと思うくらいです。
次はどんな手を使ってくるのか楽しみです。
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